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ポリプロピレンについて

ポリプロピレンとは

ポリプロピレンはプラスチックの中でも比較的安価でもっとも軽く(密度0.9g/cm3)、高融点(160~170℃)で成型加工の容易さのために自動車部品、家庭 電化製品、食品包装フィルム、玩具、雑貨などに幅広い需要があります。日本では1年間に300万トン、世界では5000万トン以上が使用されています。また、リサイクル性が高く、燃やしても有毒ガスを発生しないという 環境に優しい性質も併せ持っています。

ポリプロピレンとは

ポリプロピレンの特徴

  • 剛性と耐衝撃性のバランスが優れている
  • 耐熱性が優れている (融点160℃以上)
  • 密度が低い (0.9g/cm3 )
  • 耐薬品性が良好である
  • 湿度水分の影響をほとんど受けない
  • 広範囲な加工適性を有する ・・・ 中空成形、射出成形、押出成形等
  • 環境応力亀裂(ESCR)に対する耐性が優れる
  • 良好な外観を有する
  • リサイクル性が高い
  • 燃やしても有害ガスを発生しない

ポリプロピレンはプロピレンの付加重合によって製造されます。重合には主にZiegler-Natta触媒が用いられています。

ポリプロピレンの種類

ポリプロピレンは一般的に、プロピレンのみを重合した剛性が高いホモポリマー、少量のエチレンを共重合した透明性が高く柔軟なラ ンダムポリマー、ゴム成分(EPR)がホモ・ランダムポリマーに均一微細に分散した耐衝撃性が高いブロックコポリマーに分類されます。

  特徴 用途
ホモポリマー ・高剛性
・高光沢
・高耐熱性
・高結晶性
・食品用トレー
・食品包装フィルム
・梱包用延伸テープ
ランダムポリマー ・高透明性
・高光沢
・ヒンジ特性良好
・高耐白化性
・低結晶性
・低ガラス転移温度
・透明折箱
・透明ボトル
・クリーニング袋
ブロックコポリマー ・剛性、耐衝撃性バランス良好
・低温耐衝撃性良好
・低透明性
・自動車部品
・プラスチックコンテナー
・家庭電化製品
・家庭用雑貨
・冷凍食品用トレー

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